受験対策塾をタイプ別に見ていくことにしましょう。まず復習に心血を注いでいる塾ですが、最近は自宅でも配信授業を使って復習することが出来るようになっています。復習は小テストという形でも実施されており、毎週行われるため、子どもたちは気を抜かずに授業に臨み、そして復習します。テストの結果によって子どもたちはランク分けされ、それぞれのランクに応じたテストが課されるようになります。基本的にはどの子どもも、そのランクを上げるために頑張ることになります。子どもによっては上がりたい一心で過去問を取り揃えることがあります。もちろん最高ランクのクラスは、扱うテキストも授業内容もレベルが高く、御三家をターゲットにしているのが普通です。焦って最初から上のクラスを狙わずに、徐々にステップアップしていくことを目標にすると良いでしょう。
 次に、親の介入を求めるタイプの塾ですが、この種の塾は自宅での学習を重視しているため、校舎での授業が簡素になる傾向があります。ですから、後れを取ってしまうと授業を理解することが出来なくなってしまいます。もちろんそうならないように、自宅で復習することが求められるのですが、親は子どもを管理して、復習のサイクルを助けてあげる必要があります。多くの課題、宿題、小テストが課されるため、それをこなすだけで、自宅での勉強は終わってしまいます。能力の高い子どもであれば、授業中に全てを理解してしまうため、特に復習で躓くことはありませんが、特別優秀でない子どもの場合、ある程度授業を理解しておかないと、復習に時間をかけてしまいます。もちろん授業の理解を万全なものにするためには、予習も欠かせません。