変わってきた進学事情
もともと学校教育は、義務教育という国民平等に最低限の教育を受けられる学校制度が始まりです。しかもその中では、おちこぼれも吹きこぼれも認められない、みんな同じというのが「良し」とされているで、少なくともスタートラインは一緒だったはずです。それが中学、高校と進むにつれ学力に差ができ、大学受験ともなれば小さいころから塾通いをしていた子供とそうでない子供との差は歴然と考えるのが普通かもしれません。そして、長い間塾通いで学力をつけてきたもの同士が、更に狭き門と言われる名門校に集中するとなれば、かなりレベルの高い競争をせざるを得ないのです。いきおい戦争という言葉をつけるほど過激な競争が展開されてもやむを得ないと言えないことはありません。また、現代のゲーム盛んな社会になぞらえて、受験は一種のゲームだと言う意見もあります。ゲームだからこそ偏差値という情報を収集しながら、少しでも先に進めるよういろいろ状況判断しつつ戦略を練っているのかもしれません。