最近では発展した技術を利用しての指導も珍しくありません。テストなどに至っては、瞬時で採点され結果が生徒に返され、随時生徒は苦手部分の解消に力を注いでいけるでしょう。これらいずれも塾業界で、需要に応えて生まれた形態が日を追うごとに修正が加えられ、それまでに蓄積されたノウハウがいかんなく発揮された完成形となっているかもしれません。そんな完成域に達した手法を公的教育機関へも応用されれば、子供たちも公私の連関された授業が受けられるようになるでしょう。今までは、公私教育機関での役割分担でしのいできた教育システムも、今後は公私協力して理想の教育システムに育て上げていくことも不可能ではありません。少子化に伴い増々減少していく大事な若者を個性豊かな、自主性のある人間に育ってくれたら、どんなにか国の大きな財産となるかわかりません。